キクイタダキ

山野の鳥
  • 英語名:Goldcrest
  • 漢字名:菊戴(きくいただき)
  • 学名Regulus regulus
  • 分類:キクイタダキ科(Regulidae)

特徴

  • 日本最小の野鳥の一つで、体長約9〜10cm、体重は5g前後。
  • 頭頂部に黄色(オスは中央が橙色もしくは赤色)の羽毛があり、「菊の花をいただいた」ように見えることが名前の由来。
  • 全体的にオリーブ緑色で、翼に白い線がある。尾羽は短く、動きが俊敏。
  • 目の周りに白っぽいアイリングがあり、顔がかわいらしい印象。
  • 鳴き声は「ツィー」「チィチィ」など非常に高音で小さい。さえずりは細かく澄んだ音。

日本での分布

  • 本州中部以北では留鳥、その他の地域では冬鳥や旅鳥として見られる。
  • 亜高山帯〜針葉樹林を中心に生息。冬は平地の公園や林にも降りてくることがある。
  • 北海道〜九州にかけて観察されるが、場所により時期や個体数は変動。

生態

  • 主に昆虫類(アブラムシ、ハダニなど)やクモなどを食べる。
  • 木の枝先をすばやく動き回りながら餌を探す。メジロやエナガなどと混群を作ることもある
  • 常に動き回っているため、撮影や観察はやや難しいが、じっくり見るととても可愛らしい。
  • 繁殖期には針葉樹の高所にコケなどで小さな巣を作り、5~10個の卵を産む。
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