カワガラス

山野の鳥

■基本情報

  • 和名:カワガラス(河烏)
  • 英名:Brown Dipper
  • 学名Cinclus pallasii
  • 分類:スズメ目カワガラス科カワガラス属

■形態的特徴

  • 色や大きさ全長約22cm。スズメより大きくムクドリほどのサイズです。全身が濃いチョコレート色(黒褐色)の羽毛に覆われており、遠目には真っ黒に見えます。
  • 鳴き声:移動時や警戒時に「チッ、チッ」「ビィー、ビィー」と濁った高音で鋭く鳴きます。
  • その他の特徴:がっしりとした体型で、尾羽が短く、やや上を向いています。まぶたには白い静毛(瞬膜)があり、瞬きをすると一瞬目が白く見えるのが特徴です。

■分布地域(日本)

  • 留鳥として、北海道から九州までの日本全国に一年中生息しています。主に山地や丘陵地を流れる清流や渓流、河川の上流域〜中流域に深く依存して暮らしています。

■生態・行動

  • 水中に潜る行動:スズメ目の仲間としては非常に珍しく、水中に潜って川底を歩くことができます。強い流速の中でも、頑丈な足指で川底の石を掴みながら歩き、水生昆虫(トビケラやカゲロウの幼虫など)や小魚を捕食します。
  • 縄張り意識:河川に沿って強い縄張り(テリトリー)を持ち、単独またはペアで行動します。
  • 岩の上での動作:川の中にある岩の上にとまり、尾羽を上下に振りながら、膝を曲げるように上下に細かく屈伸する独特のポーズを頻繁に行います。

■その他の特筆すべき特徴

  • 冬の繁殖期:一般的な鳥類とは異なり、冬(1月〜3月頃)から繁殖を開始します。これは、春先に川の水生昆虫が豊富になる時期に合わせて雛を育てるための生態的適応と考えられています。渓流沿いの滝の裏側や、橋桁の隙間などに苔を使った球形の巣を作ります。
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