1.基本情報
- 漢字名:小洞燕
- 英語名:Sand Martin / Bank Swallow
- 分類:スズメ目ツバメ科
2.特徴
- 大きさ:全長約12cm。一般的なツバメ(約17cm)に比べてかなり小さく、日本で見られるツバメ類の中では最小です。
- 色:
- 背中側は灰褐色で、お腹側は白。
- 最大の特徴は、白い胸元を横切るように茶褐色の帯(胸帯)が1本入っている点です。
- 鳴き声:飛んでいるときに「ジュリリッ」「チリリッ」と、少し濁った声で鳴きます。
- 飛び方:羽ばたきが速く、一般的なツバメに比べると少しひらひらと不安定に見える飛び方をします。
3.日本での分布
- 夏鳥(主に北海道):春に日本へ渡ってきます。主に北海道で集団繁殖しますが、東北地方など北日本でも繁殖が確認されています。
- 旅鳥(本州以南):本州以南では、渡りの時期(春と秋)に河川敷や海岸などで一時的に羽を休める姿が見られます。
4.ひとこと!
- 「小洞」の由来:民家の軒下に泥の巣を作るツバメとは違い、河川の浸食によってできた砂地の崖などに、自ら横穴(小洞)を掘って巣を作ります。穴の深さは50cm〜1mに達することもあります。
- マンション生活?:非常に社会性が強く、一つの崖に数十から数百もの穴が並ぶ「集団繁殖地(コロニー)」を作ります。穴が密集している様子は、まるで鳥たちのマンションのようです。
- 絶滅が心配される地域も:河川改修でコンクリート護岸が増え、巣を掘るための砂地の崖が減っているため、地域によっては絶滅が危惧されています。


