■基本情報
・和名:シキチョウ(四季鳥)
・英名:Oriental Magpie-Robin
・学名:Copsychus saularis
・分類(科目):スズメ目ヒタキ科(かつてはツグミ科に分類されることもあった) [1, 2]
■形態的特徴
・色や大きさ:全長は約20〜23cmで、スズメより大きくツグミよりやや小型。オスは頭部から胸、背中、翼の上面が艶のある鮮やかな紺黒色(または黒色)で、お腹側と翼の縁、そして尾羽の外側が純白をしており、コントラストが非常に美しい。メスはオスの黒色にあたる部分が灰色や暗褐色をしており、やや全体的に淡い色彩となる。
・鳴き声:和名の由来通り、年間(四季)を通じて非常に美しく複雑なさえずりを披露する。口笛のように澄んだよく通る声で、メロディの変化に富んだ豊かな歌を歌う。また、他の鳥の鳴き真似が上手なことでも知られる。地鳴きは「キッ、キッ」や「シュッ」など。
・その他の特徴:静止している際、尾羽をピンと上(時には背中側)に反り上げるように立て、小刻みに振る独特の愛らしい仕草を見せる。 [3, 4]
■分布地域(日本)
日本では本来の分布域ではないため、基本的には野生個体が存在しない。しかし、まれにペット(飼い鳥)として輸入された個体が逃げ出したもの(カゴ抜け)が、本州や南西諸島などで野生状態で一時的に観察・記録されることがある。本来の分布はインドから東南アジア、中国南部にかけての熱帯・亜熱帯地域である。 [1]
■生態・行動
非常に活発で、人間をあまり恐れない大胆な性格をしている。都市部の公園、人家の庭、農耕地、開けた二次林など、人間の生活圏に近い開けた環境に好んで生息する。主に地上を歩きながら、昆虫やクモ、ヤスデなどの小動物を好んで食べるが、時折熟した果実や花の蜜なども口にする雑食性である。繁殖期になるとオスは縄張り意識が非常に強くなり、高い梢や屋根の上で大声でさえずり、侵入してきた他のオスを激しく追い払う。 [3]
■その他の特筆すべき特徴
美しい鳴き声と凛とした姿から、東南アジアでは非常に人気が高い飼い鳥である。バングラデシュの国鳥に指定されており、現地の通貨(タカ紙幣)の図柄にも採用されている。シンガポールなどの探鳥地を訪れると日常的に遭遇できる身近な野鳥であり、さらに詳しい生態や海外での観察記録は ZooPickerのシキチョウ や Wikipediaのシキチョウ でも確認することができる。


