リュウキュウサンショウクイ

山野の鳥
項目内容
英語名Ryukyu Minivet
漢字名琉球山椒喰
学名Pericrocotus tephronotus ryukyuensis
分類スズメ目サンショウクイ科サンショウクイ属

特徴

  • 形態: 全長は約20cm。全体的にモノトーンな配色で、額が白く、頭から背中にかけては濃い灰色(または黒に近い灰色)、腹部は薄い灰色をしています。
  • サンショウクイとの違い: 基本種のサンショウクイに比べて、全体的に色が黒っぽく、胸から脇にかけてがより濃い灰色を帯びているのが特徴です。
  • 鳴き声: 「ピリリッ、ピリリッ」と高く澄んだ声で鳴きながら飛びます。この声はサンショウクイと共通しており、姿が見えなくても声で存在に気づくことが多いです。
  • 生態: 樹上を好み、昆虫などを捕食します。波状に上下に揺れながら飛ぶ独特の飛翔スタイルを持っています。

日本での分布

  • 分布: かつては九州南部から南西諸島にかけて分布する「留鳥」でした。
  • 近年の変化: 1990年代後半から急速に北上を開始し、現在は九州全域、四国、本州(関東、さらには東北地方)まで分布を広げています。
  • 環境: 低地から山地の明るい林、最近では都市部の大きな公園や住宅地の街路樹などでも普通に観察されるようになっています。

名前の由来と「北上」の謎

「山椒喰(サンショウクイ)」という名は、ピリリと鳴く声が「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という言葉を連想させることから名付けられました。

温暖化の影響とも言われていますが、なぜこれほど短期間で劇的に分布が北へ広がったのかは、今も野鳥研究者の間で興味深いテーマとなっています。

2025年11月 滋賀県大津市にて撮影。

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