- 分類:タカ目タカ科
- 漢字名:犬鷲
- 英語名:Golden Eagle
- 学名:Aquila chrysaetos
生態
- 主に標高1,000~2,000mの山岳地帯や森林に生息。
- 食性は肉食性で、ウサギ、タヌキ、キジ、カモシカの幼獣などを捕食。時には死肉も食べる。
- 繁殖は年1回、断崖絶壁などに巨大な巣を作り、2卵を産むが1羽のみ育つことが多い。
- つがいは非常に強い絆を持ち、同じパートナーと長年にわたり同じ縄張りで生活する。
日本での分布
- 本州中部以北に分布し、特に北アルプス、奥羽山脈、飯豊山地などの山岳地帯に多い。
- 四国・九州では過去の記録があるが、現在はほとんど見られない。
- 個体数は少なく、環境省レッドリストで「絶滅危惧ⅠB類(EN)」に指定されている。
特徴
- 体長:オス約80cm、メスは最大90cm超。
- 翼開長:180~230cm。
- 羽毛は全体的に濃褐色で、後頭部~後頸部にかけて金色を帯びる。
- 若鳥は尾羽と翼下面に白斑があり、成長とともに消える。
- 高度な飛翔能力を持ち、上昇気流を利用して長時間滑空することができる。