メボソムシクイ

メボソムシクイが枝にとまっている写真 山野の鳥
  • 英語名: Pale-legged Leaf Warbler
  • 漢字名: 目細虫喰
  • 類科目: スズメ目 ウグイス科 メボソムシクイ属

生態

  • 主に夏鳥として日本に渡来し、平地から山地の落葉広葉樹林や針葉樹林で繁殖します。秋になると東南アジア方面へ渡去します。
  • 動きが活発で、木の葉の間をちょこまかと動き回りながら、小さな昆虫やクモなどを捕食します。
  • 繁殖期には、木の枝の股や低い灌木の中に、枯れ葉やコケなどを使って椀状の巣を作ります。
  • さえずりは、細く途切れがちな声で、「チヨチヨビー」「ジュルジュル」などと聞こえます。他のムシクイ類と比べて、やや単調な印象の声です。

日本での分布

  • 夏鳥として、北海道から九州まで全国に渡来し繁殖します。
  • 渡りの時期には、より広い範囲で観察されることがあります

メボソムシクイは、夏鳥として滋賀県にも渡来し、繁殖します。彦根市においても、周辺の山地や森林、自然公園などで繁殖期に見られる可能性があります。特に、落葉広葉樹林が広がる地域で観察されることが多いでしょう。渡りの時期である春と秋には、彦根市内でも一時的に立ち寄ることがあります。

観察のポイント:

  • 時期: 繁殖期の初夏(5月~7月頃)が最も観察しやすい時期です。渡りの時期である春(4月下旬~5月上旬)と秋(9月下旬~10月上旬)にも見られる可能性があります。
  • 場所: 山地や森林、自然公園などの落葉広葉樹林で探してみましょう。
  • 特徴:
    • 全長約11cmと、スズメよりも小さい小鳥です。
    • 全体的に緑がかった黄褐色の羽色をしています。
    • その名の通り、目の上に淡黄色の細い眉斑(眉のような模様)があるのが特徴です。
    • 脚は淡い肉色をしています。
    • 動きが素早く、葉陰に隠れていることが多いので、声に注意して探すと良いでしょう。
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