- 英語名:Little Ringed Plover
- 漢字名:小千鳥(こちどり)
- 学名:Charadrius dubius
- 分類:チドリ科(Charadriidae)
特徴
- 体長:約15–17cm。小型のチドリ類で、スズメと同じくらいの大きさ。
- 背中は褐色、腹は白色で、顔には黒い帯模様がある。
- **目の周りに明るい黄色のアイリング(輪)**があるのが最大の識別ポイント。
- くちばしは短く黒く、脚は肉色〜淡黄色。
- 「ピュイ」「ピッピッ」と軽やかな声で鳴く。
日本での分布
- 全国に広く分布し、夏鳥として渡来。
- 平地の河原、干潟、湖畔、農地、埋立地、造成地などの開けた場所に生息。
- 一部地域では旅鳥や留鳥としても観察される。
生態
- 主に地上で昆虫、ミミズ、小さな甲殻類、種子などを採食。
- 地上に小石や砂利のあるところで直接地面に浅いくぼみを作って営巣。
- 卵の模様が地面に溶け込むため、非常に見つけにくい。
- 危険を感じると、**擬傷(翼を引きずるような動き)**で敵を巣から遠ざける行動をとる。