- 分類:ハヤブサ目ハヤブサ科
- 漢字名:隼
- 英語名:Peregrine Falcon
- 学名:Falco peregrinus
生態
- 空中で獲物(ハト・ムクドリなど)を急降下で捕らえる、世界最速の生物(急降下時時速300km以上)として有名。
- 主に開けた岩場、断崖、近年では都市部の高層ビルなどにも営巣。
- 繁殖は春、崖や人工構造物のくぼみに卵を産む(巣材は使わない)。
- 非繁殖期も縄張りを持ち、広範囲にわたって移動する個体も。
日本での分布
- 留鳥または冬鳥として全国に分布。断崖や都市部に生息。
- 繁殖地として有名なのは能登半島、三陸沿岸、伊豆諸島、瀬戸内海沿岸など。
- 都市部では高層ビルや鉄塔に営巣し、都心でも観察例あり(例:東京、名古屋、大阪)。
特徴
- 体長:約40~50cm(メスが大きい)
- 背面は青灰色、腹は白地に黒い横斑。顔には「マスク状」の黒帯がある。
- 鋭い鉤爪とくちばしで獲物を仕留める。
- 鳴き声は「キャッキャッキャッ」という甲高い声。