- 英語名:Little Grebe
- 漢字名:鳰(かいつぶり)
- 学名:Tachybaptus ruficollis
- 分類:カイツブリ科(Podicipedidae)
特徴
- 体長約26〜29cm。ハトよりやや小型で、全体的にずんぐりした体型。
- 夏羽では喉や頬が赤褐色になり、体全体は濃い茶色〜黒褐色。
- 冬羽は全体的に淡い褐色に変化し、顔の赤みも消える。
- 首が短く、尾も短いため、ころんとした印象。
- 鳴き声は「キリリリ…」「ピピピッ」といった高く鋭い声。繁殖期にはよく鳴く。
日本での分布
- 全国の湖沼・池・河川・湿地などに分布する留鳥。
- 水草が茂る静かな水域を好む。
- 足が後ろ寄りにあるため歩行は苦手だが、水中を潜って泳ぐのが非常に得意。
- 水面から突然潜水し、小魚や水生昆虫を捕らえる。
- 繁殖期には浮き巣を水草の間に作り、親鳥が雛を背中に乗せて泳ぐ姿が観察される。