タシギ

水辺の鳥

■基本情報

  • 和名タシギ(田鴫)
  • 英名:Common Snipe
  • 学名Gallinago gallinago
  • 分類:チドリ目シギ科タシギ属

■形態的特徴

  • 色や大きさ全長約27cm。クチバシが非常に長く直線的で、頭部から背面にかけて褐色、黒色、白色が複雑に混ざり合った美しい「保護色(迷彩柄)」の縞模様を持っています。
  • 鳴き声:飛び立つときなどに「ジェッ」「ヂェッ」としわがれた声で鳴きます。
  • その他の特徴:体のわりに頭が大きく、クチバシの長さは全長の約4分の1(約7cm)にも達します。

■分布地域(日本)

  • 冬鳥(または旅鳥)として、秋から春にかけて本州中部以南の水田、蓮田、湿地、河川などの淡水域に広く渡来します。

■生態・行動

  • ミシンのような採餌:非常に高機能なクチバシを持っており、先端に神経が集中しています。これを泥の中にミシンの針のように何度も深く突き刺し、感触だけで中に潜むミミズや昆虫の幼虫を探し当てて捕食します。クチバシの先端だけをピンセットのように開閉できる特殊な構造をしています。
  • 半夜行性と忍者のような保護色:主に夕方から夜間にかけて活発に活動します。昼間は草陰や泥のくぼみにじっと身を潜めており、周囲の景色に完全に溶け込むため、すぐ近くにいても人間が気づくことは困難です。

■その他の特筆すべき特徴

  • 「スナイパー」の語源:英語で狙撃手を意味する「スナイパー( Sniper )」は、このタシギ( Snipe )に由来しています。タシギは人間が近づいて驚くと、ジグザグに激しく体をひねりながら高速で飛び去るため、かつて銃で撃ち落とすのが最も難しい鳥とされていました。このタシギを仕留めることができるほどの凄腕の猟師を「スナイパー」と呼ぶようになったと言われています。
2022年2月撮影
タイトルとURLをコピーしました