■基本情報
- 和名:ハクセキレイ(白鶺鴒)
- 英名:White Wagtail
- 学名:Motacilla alba
- 分類:スズメ目セキレイ科セキレイ属
■形態的特徴
- 色や大きさ:全長約21cm。セグロセキレイとほぼ同サイズで、長い尾羽を持っています。頭から背中は黒色または灰色で、お腹は白色です。
- 鳴き声:飛行時などに「チチン、チチン」「チチッ」と澄んだ高い声で小気味よく鳴きます。
- その他の特徴:セグロセキレイとの最大の違いは顔の配色です。ハクセキレイは顔全体が白く、目を横切る細い黒線(過眼線)があるため、全体的に白い印象を与えます。
■分布地域(日本)
- 留鳥または漂鳥として、日本全国に広く分布しています。かつては主に北海道や東北地方で繁殖していましたが、近年急速に分布を南へ広げ、現在では全国の平地で最も普通に見られるセキレイとなりました。
■生態・行動
- 驚異的な適応力:河川や海岸などの水辺だけでなく、都会の駅前、商業施設の駐車場、舗装された道路や公園の芝生など、人工的な環境にも完全に適応しています。
- 尾羽を振る動作:セグロセキレイ同様に、地面を早足で歩きながら尾羽を上下にピコピコと振る動作を頻繁に行います。
- コンビニ鳥としての生態:人への警戒心が比較的薄く、コンビニの入り口付近や都市部のゴミ捨て場でこぼれ落ちた食べカスをついばむ姿がよく目撃されます。
■その他の特筆すべき特徴
- 冬の巨大ねぐら:秋から冬にかけて、街路樹や駅前のロータリーにある木、工場の看板などに数百羽から数千羽が集まって「集団ねぐら」を形成することがあります。都市部の夜間照明による暖かさや、天敵(タカなど)から身を守るために都会の真ん中を選ぶと考えられており、時に騒音や糞害がニュースになることもあります。


