- 英語名：Hawfinch
- 漢字名：鷽（うそ）
- 学名：Coccothraustes coccothraustes
- 分類：アトリ科（Fringillidae）
特徴
- 体長：約19〜22cm。スズメよりやや大きい。
- オスは鮮やかなオレンジ色の胸と、太くて鋭いくちばしが特徴的。
- メスはオスより色が薄いが、特徴的なくちばしの形状は変わらない。
- 頭部は灰色がかった茶色で、目の周りに黒い模様があり、全体的に強い印象を与える。
- くちばしは非常に太く、強力で、種子を砕くのに適している。これがウソの特徴的な部分で、硬い種子も簡単に砕くことができる。
日本での分布
- 冬鳥として、主に本州、四国、九州に渡来。
- 山地や森林、特に広葉樹や針葉樹が混じった森林の林縁部や果樹園に生息。
- 一部地域では留鳥として繁殖することもあるが、基本的には冬季に渡来することが多い。
生態
- 雑食性で、主に種子、果実、若葉などを食べる。特に硬い種子を砕くのが得意で、果実やナッツも好んで食べる。
- 繁殖期（春〜夏）には森林内の木の間に巣を作り、木の枝にしっかりとした巣を作る。
- 卵は通常2〜3個で、メスが抱卵し、オスが餌を運ぶ。
- ヒナは孵化後、数週間内に巣立つ。
- 飛び方は力強く、低空を滑空することが多い。飛翔時の羽音が特徴的。
