- 分類:スズメ目ホオジロ科
- 漢字名:野路子
- 英語名:Japanese Yellow Bunting
- 学名:Emberiza sulphurata
生態
- 繁殖期は主に本州の山地~里山の林縁や二次林、雑木林に生息。
- 食性は雑食で、昆虫や植物の種子などを採食する。
- 春に日本へ飛来し、夏に繁殖、秋に東南アジア方面(フィリピン、ボルネオなど)へ渡る。
- オスは「チュンチュン…チリリ」と澄んださえずりで縄張りを主張する。
日本での分布
- 繁殖地:本州の中部~東北にかけての山地帯(関東、甲信、東北地方)
- 渡り期:西日本や九州でも観察される。
- 国内の繁殖数は減少傾向で、**環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)**に指定されている。
特徴
- 体長:約14cm。スズメほどの大きさ。
- 雄は黄色の腹部と、黒っぽい顔、緑がかった背が特徴。雌はやや地味で褐色がかる。
- ホオジロに似るが、くちばしが細く、全体的に色彩が淡い。
- 声はやわらかく高音。警戒心はそれほど強くなく、見つけやすいことも。