- 英語名:Tundra Swan
- 漢字名:小白鳥(こはくちょう)
- 学名:Cygnus columbianus bewickii
- 分類:カモ科(Anatidae)
特徴
- 体長:約120〜140cm、翼開長:約180〜210cm。オオハクチョウよりやや小型。
- 全身は白く、くちばしは黒地に黄色の模様があり、黄色部分が比較的控えめで丸みを帯びる(※オオハクチョウとの識別点)。
- 首は比較的短めで、顔立ちはやや穏やかな印象。
- 鳴き声は「コーコー」「クワッ」など、オオハクチョウより高く柔らかい声。
- 飛ぶときには大きな羽音がすることも。
日本での分布
- 冬鳥として全国に渡来。
- 主に東北〜北海道の湖沼、湿地、水田地帯に多く飛来。
- 秋(10〜11月頃)に渡来し、春(3〜4月頃)に繁殖地(シベリア北東部など)へ帰る。
- 一部は関東以南でも越冬するが、数は少なめ。
生態
- 昼間は水辺や田んぼで採餌し、植物の根や芽、水草、落穂などを食べる。
- 家族単位または小群で行動し、夜間は湖などで休む。
- オオハクチョウと混群することも多いが、しばしば種ごとにまとまって行動する。
- 渡りの際はV字編隊や直線的な隊列を組んで飛ぶ。