- 分類:カッコウ目カッコウ科
- 漢字名:杜鵑(他に不如帰、子規などの表記も)
- 英語名:Lesser Cuckoo
- 学名:Cuculus poliocephalus
生態
- 春に東南アジアから日本へ渡来し、主に低山〜平地の林縁や雑木林に生息。
- 他の鳥(特にウグイス)に托卵(たくらん)する、いわゆる寄生性の繁殖戦略を持つ。
- 鳴き声は「ホトトギス」と聞きなされる特徴的な声で、初夏を告げる風物詩とされる。
- 夜間や明け方にも盛んに鳴き、存在を音で気づくことが多い。
日本での分布
- 夏鳥として全国に広く分布(沖縄以外)。
- 5月頃に飛来し、7月〜8月には南へ帰る。
- 観察されやすい地域は、里山や農村地帯、森林公園など。
特徴
- 体長:約28cm。全体的に灰色で、尾に白い斑点。
- 姿はカッコウに似るがやや小さく、くちばしはやや下に湾曲。
- 肉眼での識別は難しいが、鳴き声が非常に特徴的で識別の手がかりとなる。