- 英語名:Eurasian Blackbird
- 漢字名:黒鶺鴒(くろつぐみ)
- 学名:Turdus merula
- 分類:ツグミ科(Turdidae)
特徴
- 体長:約24–26cm。中型のツグミで、スズメより少し大きい。
- オスは、全身が艶やかな黒色で、目の周りが黄色いのが特徴。非常に目立つ外見。
- メスは、オスよりも色が地味で、背中が茶色っぽい。腹部はやや淡い色で、目の周りも黄色ではない。
- 尾は長めで、飛翔時には広がりを持つ。
- 鳴き声は非常に多彩で、メロディアスで清らかなさえずりを行い、「ツィートー、トゥルールール」などと鳴く。
日本での分布
- 冬鳥として渡来し、主に本州中部以南、四国、九州に分布。
- 渡り鳥で、主にシベリアや中国東部から渡来。春には繁殖地へ帰る。
- 一部、都市部や公園、庭園でも見られ、冬の日本の庭先や農村でしばしば目撃される。
生態
- 昆虫やクモ、果物などを食べる雑食性。特に地面で昆虫を探し、地面をつつきながら餌を探すことが多い。
- 繁殖期(4〜7月)には、木の枝や茂みの中に巣を作る。巣は枯れ草、枝、泥などで作られる。
- 飛ぶのが得意で、低空での飛行が素早い。
- 繁殖期以外は、群れを作って過ごすこともあり、特に冬季は小さな群れで観察されることがある。

クロツグミの♀は黒くない。