- 英語名:Red-rumped Swallow
- 漢字名:腰赤燕(こしあかつばめ)
- 学名:Cecropis daurica
- 分類:ツバメ科(Hirundinidae)
特徴
- 体長:約16–18cm。一般的なツバメと同じく、スリムで速く飛ぶ能力を持つ。
- 背は青黒色で、腹部は白。尾は長く、扇形に広がる。
- オスは、尾羽の先端が赤く、腰部も赤みがかっている。特に尾の赤い部分が特徴的。
- メスは、オスよりも色がやや地味で、尾羽の赤みが少ない。
- 鳴き声は、ツバメ特有の「チチチチ」という高い音を発する。
日本での分布
- 夏鳥として渡来し、主に本州、四国、九州に分布する。
- 渡りの途中で観察されることもあり、日本で繁殖する。
- 日本国内では、湖沼や湿地近く、田園地帯、河川沿いなどでよく見られる。
生態
- 主に昆虫(特に飛翔する小型昆虫)を捕食。
- 飛翔能力が高く、空中で昆虫を捕えることを得意とする。
- 群れで生活することが多く、飛行中にお互いの距離を保ちながら行動する。
- 繁殖期には、人家の軒下や橋の下、建物の隙間などに巣を作る。巣は泥で固められた開口部のあるドーム型で、内側に草や羽毛が敷かれる。
- 渡りは秋に南方へ向かい、春に再び渡来する。