オバシギ

オバシギの写真 水辺の鳥
  • 英語名:Bar-tailed Godwit
  • 漢字名:尾羽鷸(おばしぎ)
  • 学名Limosa lapponica
  • 分類:シギ科(Scolopacidae)

特徴

  • 体長:約35–40cm。シギ科の中では中型の鳥。
  • 体重:約200–300g。体型は細長く、足は長く、嘴も長い。
  • 夏羽は、背中や翼の上面が褐色で、腹部や胸部は白っぽい。翼には黒い横縞模様があり、尾の先端に特徴的な黒い帯模様があります。
  • 冬羽は、背中が灰色になり、腹部は白いが、夏羽ほどの鮮やかな色合いはなく、より地味になります。
  • 嘴は長く、やや下向きに曲がっており、泥や砂の中から小さな無脊椎動物を捕まえるのに適しています。
  • 足は長く、細身で、長時間歩くのに適した構造です。
  • 鳴き声は、「ピッピッ」という高い音を発し、シギの仲間らしい鳴き声です。

日本での分布

  • 渡り鳥として、主に秋から春にかけて日本を通過する。特に沿岸部や干潟、湿地、河口などで見られます。
  • 繁殖地は北極圏やシベリアの広大な湿原や干潟で、夏の間に繁殖します。
  • 日本では主に冬鳥として見られるが、春秋の渡りの時期に一時的に立ち寄ることも多い。

生態

  • 小型の無脊椎動物、甲殻類、昆虫、貝類などを食べます。特に干潟や砂浜で、長い嘴を使って泥を探りながら餌を捕まえる
  • 飛翔能力が高く、長距離を渡ることができ、長い渡りをするために、非常に耐久性のある体力を持っています
  • 繁殖期(春〜夏)には、広大な湿原やシベリアの沿岸で繁殖。巣は地面に作られ、草や茂みで囲まれています。
  • 1回の繁殖で、4個程度の卵を産む。雛は約3週間で巣立ち、親鳥はその後もしばらく雛を世話します。
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