- 英語名:Chinese Bamboo Partridge
- 漢字名:小綬鶏(こじゅけい)
- 学名:Bambusicola thoracicus
- 分類:キジ科(Phasianidae)
特徴
- 体長:約27cm。ウズラより少し大きく、ずんぐりとした体形。
- 全体的に赤褐色~茶色で、顔は赤みが強く、目のまわりは白い輪模様。
- 胸や腹部にかけて黒と白の細かな斑点がある。
- 翼は短く、飛翔力は弱めで、地上生活中心。
- 鳴き声が非常に特徴的で、「チョットコイ、チョットコイ!」と聞こえる鋭く高い声で、春から初夏にかけて特によく鳴く。
日本での分布
- 中国原産の外来種だが、日本には1919年に狩猟目的で持ち込まれ、定着。
- 現在は本州中部〜西部、四国、九州の一部で留鳥として繁殖。
- 低山の雑木林や竹林、人里近くの林縁部などに生息し、意外と都市近郊でも見られる。
生態
- 主に地上で生活し、昆虫、草の種子、木の実などを採食。
- 繁殖期以外はつがいまたは小さな群れで行動。
- 夜は低木の中や地面で休むが、驚かすと突然羽音を立てて飛び立つ。
- 木の根元などに浅いくぼみを作り、10個前後の卵を産み、メスが抱卵する。