- 英語名:Grey Wagtail
- 漢字名:黄鶺鴒(きせきれい)
- 学名:Motacilla cinerea
- 分類:セキレイ科(Motacillidae)
特徴
- 体長:約20cm。細長い体に長い尾が特徴。
- 名前の通り、黄色の腹部と下尾筒が目立つ。背中は青灰色〜灰色。
- オスの夏羽では喉が黒くなり、よりコントラストが強くなる。メスや冬羽では喉は白い。
- 尾羽を上下にピョコピョコと振る独特の動きが特徴。
- 鳴き声は「チチッ」「チュッ」と鋭く、飛びながらも鳴く。
日本での分布
- 全国に分布する留鳥または漂鳥(一部は冬に暖地へ移動)。
- 渓流沿いや山間の川辺など、流れのある清流を好んで生息。
- 都市部でも、水辺があれば見られることがあるが、セグロセキレイやハクセキレイよりはやや少なめ。
生態
- 主に水辺の昆虫(カゲロウ類、ハエ類など)やクモ、小さな無脊椎動物を食べる。
- 川の石の上や水辺をすばやく歩き回りながら採食。
- 春〜夏にかけて、岩の隙間や護岸の穴、橋の裏などに営巣する。
- 繁殖期は4~7月で、1回に4〜6個の卵を産む。