英語名: Lesser Sand Plover
漢字名: 目大千鳥 (めだいちどり)
科目: チドリ目チドリ科チドリ属
生態:
- 繁殖期はステップや半砂漠地帯、ツンドラの乾燥した開けた場所に生息します。
- 非繁殖期は海岸、干潟、河口、塩田などで群れを形成します。
- 主に昆虫、甲殻類、ゴカイなどを捕食します。
- 地面のくぼみに営巣し、通常2〜3個の卵を産みます。
特徴:
- 全長約18-20cmの小型のチドリです。
- 夏羽では、オスは頭部から胸にかけてオレンジがかった褐色を帯び、白い額と黒い過眼線が特徴的です。メスはオスに比べて色が地味で、過眼線も目立ちません。
- 冬羽では、全体的に褐色がかった灰色で、繁殖羽のような派手さはありません。
- 脚は灰色がかった緑色で、比較的長いです。
- くちばしは黒く、比較的太くて短いです。
- よく似た種にコメダイチドリがいますが、メダイチドリの方がやや大きく、くちばしも太い傾向があります。
日本での分布:
- 主に旅鳥として春と秋に全国的に渡来しますが、越冬のため飛来する個体もいます。
- 特に西日本や南西諸島の干潟、砂浜、河口などで比較的よく観察されます。
- 一部の地域では、少数が夏鳥として繁殖する記録もありますが、稀です。