- 英語名:Grey-cheeked Thrush
- 漢字名:眉茶地内(まみちゃじない)
- 学名:Turdus morrisoni
- 分類:ツグミ科(Turdidae)
特徴
- 体長:約22cm。中型のツグミで、スズメより少し大きい。
- 背中は茶褐色で、腹部は白っぽい。胸には薄い褐色の斑点があり、全体的にシックな色合いを持つ。
- 顔や頬は、名前の通り、灰色がかった色をしており、目の周りに暗いラインが見られる。
- 目は暗い茶色で、くっきりとした印象を与える。
- 鳴き声は、ツグミ科らしい清々しいさえずりで、「ツィー、ツィー」や「ティー、ティー」といった短い音を発することが多い。
日本での分布
- 渡り鳥として、日本に春と秋に渡来する。
- 主に本州、四国、九州に分布しており、特に山地や森林の中で見られる。
- 繁殖は北アメリカ(カナダやアラスカなど)で行い、日本は主に渡りの途中で立ち寄る地域。
- 冬は南方に渡るが、北海道ではまれに見られることがある。
生態
- 昆虫やクモ、小型の果物などを食べる雑食性。地面をつつきながら食物を探し、飛び跳ねるような動きで捕食する。
- 森林や林、山間部の茂みなどで見られ、しばしば木の間を飛び回る。
- 繁殖期には樹木の低い枝や茂みに巣を作る。巣材には枯れ草や枝、苔を使い、内側に羽毛や草を敷く。
- 渡りは単独または小さな群れで行う。