京都御苑;市内の中心にある広大な探鳥地!

京都御苑の画像 探鳥地紹介

基本情報

  • 正式名称: 京都御苑(きょうとぎょえん)
  • 住所: 京都市上京区京都御苑3
  • 開苑時間: 24時間開苑(施設により異なる)
  • 入苑料: 苑内は無料(一部施設は有料・予約制)
  • 歴史: かつては公家町が広がり、明治以降に天皇の東京遷幸に伴い公園として整備されました。現在は京都御所、京都仙洞御所、京都迎賓館などを含む広大な国民公園として、市民や観光客の憩いの場となっています。100種以上の野鳥が確認されています。

四季別にみる野鳥情報

京都御苑では年間を通して様々な野鳥が観察できます。特に10月上旬から5月上旬が野鳥観察に適した季節とされています。特に、京都迎賓館の北にあるバードパスは、留鳥だけではなく、年中様々な野鳥が観察できるスポットで、多くのバードウォッチャーが訪れる場所です。

京都御苑のバードパス
  • 春(3月~5月):
    • 渡りの時期: 夏鳥の渡りが始まり、キビタキ、オオルリが美しい声でさえずります。センダイムシクイ、エゾムシクイも聞かれるでしょう。
    • 繁殖: ゴールデンウィーク前後には、苑内で繁殖するアオバズクが到着します。
    • その他: サンコウチョウ、クロツグミ、上空にはアマツバメが見られることもあります。
    • 水辺: 九条池や出水の小川では、カワセミが見られることがあります。
  • 夏(6月~8月):
    • 留鳥: シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス、ムクドリなどの留鳥が活動的です。
    • 暑い時期: 一部の鳥は避暑のため姿を消すこともありますが、水辺の鳥は引き続き観察できます。
    • アオバズク: 繁殖のため滞在しています。バードパスの西の大木や御苑の南西にある宗像神社の大木に営巣します。
    • 京都御苑にある宗像神社の画像
    • 巣穴の中にいるアオバズクの雛巣立ちしたアオバズクの雛2羽の画像
    • エンジェルポーズをするアオバズクの画像
  • 秋(9月~11月):
    • 渡りの時期: 夏の間どこかへ行っていたイカルが戻ってきます。
    • 冬鳥の到来: 9月下旬にはマガモが九条池などに渡ってくることがあります。10月中旬にはビンズイ、シメが姿を現し始め、カラスの混群にキクイタダキやヒガラが混じっていることも。
    • 主な冬鳥: 11月にはジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、アオジなど、冬鳥の主流派が到着します。シロハラとツグミは特に個体数が多いです。
    • 渡り途中の鳥: キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、エゾビタキなどが中継地として立ち寄ることがあります。
  • 冬(12月~2月):
    • 越冬: 京都府内有数のビンズイの越冬地で、松の実を食べている姿が見られます。
    • 多彩な冬鳥: ジョウビタキ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、アオジなどが多く見られます。
    • 珍しい鳥: イカルの群れに混じってコイカルが見られることもあります。
    • 水辺: 九条池や出水の小川では、カモ類、カワセミなどが観察できます。

アクセス

  • 電車:
    • 京都市営地下鉄烏丸線:
      • 「丸太町駅」1番出口より徒歩すぐ(閑院宮邸跡、拾翠亭、京都御苑管理事務所方面)
      • 「今出川駅」3番出口より徒歩すぐ(御所参観受付、中立売休憩所方面)
    • 京阪電車:
      • 「神宮丸太町駅」より徒歩約10~15分
      • 「出町柳駅」より徒歩約10~20分
  • バス:
    • JR京都駅より市バスA2のりば(4・17・205系統)
    • 京都河原町駅より市バスF・Gのりば(3・4・17・37・59・205系統)
    • いずれも「府立医大病院前」下車、徒歩7分
  • :
    • 名神高速京都南ICから約8km(約30分)
    • 阪神高速道路8号京都線鴨川西ICから約20分
    • 駐車場: 苑内2ヶ所に有料駐車場あり(中立売駐車場、清和院駐車場)。合計約200台収容。
      • 料金: 普通車3時間まで800円、以後100円/30分、最大1200円(当日24時まで)。
      • 電気自動車(EV)および燃料電池自動車(FCV)は中立売駐車場で3時間まで無料サービスあり(要申請)。
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